アクション!ビジュアル・エスノグラフィーとは?

アクション!ビジュアル・エスノグラフィーとは?

研究者が研究フィールドにカメラを持ち込んで、その地域の日常生活や文化的行事などを撮影し、撮影記録をもとにそこで繰り広げられるさまざまな活動について研究することを、ビジュアル・エスノグラフィーと呼びます。

このサイトでは、防災教育や地域防災活動の様子を撮影した動画を“アクション!ビジュアル・エスノグラフィー動画”として紹介しています。アクション!と名付けたのは、防災教育や地域防災活動というアクション!を撮影した動画を本サイトに掲載していること、そしてこのサイトを訪れる人が動画から学び自分の地域でもアクション!を起こすことで防災が広がっていくことを期待しているからです。そして、自分の地域で実践・撮影したら、そのアクション!ビジュアル・エスノグラフィー動画をこのサイトにぜひ投稿ください。そうすることで、防災教育や地域防災活動の学び合いが進み、アクション!の連鎖へとつながっていきます。

このウェブサイトでは2種類のアクション!ビジュアル・エスノグラフィーを掲載しています。

(1)防災教育や地域防災活動を撮影・編集した動画
(2)その動画の登場人物(学校の先生、子どもたち、防災行政関係者、研究者など)や周囲の関係者に動画を見てもらい、動画についての感想、動画内では取り上げられていないけれども防災教育・地域防災活動を進めるうえで重要であった出来事などを収めたインタビュー映像

このサイトでは(1)と(2)の両方を大事にしています。防災教育や地域防災活動を撮影している場面を思い浮かべてください。多くの場合、撮影・編集は誰か特定の人によって行われます。その結果、できあった映像はどうしてもその人の視点に左右されます。たとえば、保護者は自分の子どもを中心に撮影・編集するでしょうし、学校教員は児童・生徒をまんべんなく登場させるような撮影・編集を好むでしょう。研究者は、自分の研究テーマに関連させた撮影・編集をするでしょう。つまり、撮影・編集はどれだけ客観的なものにしようと心がけてみても、特定の誰かの視点で撮影・編集することになり、その動画に登場する多様な人の多様な取り組みや見方を表現することは難しいのです。

そこで、(1)防災教育や地域防災活動を撮影・編集した動画を、(2)その動画に登場する人や周囲の関係者に見てもらい、動画についての感想、動画内では取り上げられていないけれども、その活動にとって重要な出来事、情報などを収めたインタビュー映像も同時に掲載しています。これによって、アクション!ビジュアル・エスノグラフィー動画は一つの動画に対する様々な当事者の声を表現しているのです。もちろん、動画を本サイトに投稿する際には、(1)の動画だけでもOKです。

(1)防災教育や地域防災活動を撮影・編集した動画の例
(2)動画に登場する人や周囲の関係者に見てもらったインタビュー映像の例 ※映像準備中

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